歯ハは新聞 VOL. 3 平成17年 夏季号発行
いよいよ、夏本番です。盛岡は、夏も夜は涼しく過ごしやすいので、油断をして夏風邪をひかないように注意してくださいね。楽しい、夏の休日を、お過ごしください。
今回は、【歯周病の進行状態・歯周病になる主な原因】について、載せてみましたので是非、参考になさってください。
『歯周病は深く静かに潜行する』~出血は最初の赤信号~
歯は、歯肉と歯槽骨と歯根膜によって支えられていて、この支えている組織を歯周組織といいます。つまり歯の根(歯根)は歯肉に覆われていますが、歯肉の下は骨になっていて、歯根は骨の中にしっかりと埋まっています。
歯周病は、歯肉から始まります。最初は歯肉から血が出る、赤く腫れるなど歯肉の表面に炎症が起きますが、この状態を歯肉炎といい、中の歯槽骨や歯根膜には炎症がおよんでいません。この炎症が進むと歯肉の辺縁から膿が出るようになり、やがて歯槽骨が溶けて、歯がグラグラし、物を噛んだとき力が入らなくなって、かみしめると痛むなど、本格的な歯周炎(歯槽膿漏)となります。
ここまで進むと、その歯を抜く以外に方法がありません。しかも炎症が広範囲におよぶので、数本まとめて抜くような結果になってしまいます。
※図の説明は、省略します。当院では歯周病関連の本がありますので、そちらを見ていただくことを、お勧めします。※
『歯周病を防ぐ方法』~歯垢と歯石は早めに取り除こう~
歯垢とは、歯の表面に付着した細菌の集団で糊状の膜になっていて、うがいなどでは落ちないものです。口の中は、プラークの繁殖にとてもよい環境です。
なぜなら、細菌の育成に必要な適温と湿りが保たれ、外気にもふれないからです。さらに口の中に残った食べかすから栄養分が補給されますので、どんどん増殖していきます。この歯垢中の細菌が、一方でムシ歯の原因となる酸を出し、また一方で歯周病の原因となる毒素をまきちらします。
歯茎が赤くはれるのは、細菌の出す毒素や老廃物質によって炎症を起こすためです。早いうちに歯の表面から歯垢を取り除けば、炎症は消失します。
しかし、このような初期の炎症をそのままにしておくと、歯を支えている歯茎の辺縁のひき締まりがなくなり、歯の根元に深い溝(歯周ポケット)ができてしまいます。この溝の中には毒性の強い細菌が棲みつき、溝を通してどんどん深いところに炎症が進み、歯槽骨が溶けていきます。
この歯垢が蓄積し石灰化したものが歯石です。歯石の沈着は年齢によって差がありますが、歯石の表面は歯垢で覆われていますので、必ず歯科医院で取り除いてもらいましょう。このほかにも原因はありますが、歯垢と歯石がムシ歯や歯周病の直接の原因になっています。
『歯周病その他の原因』
・歯列不正、不正咬合 | ・合わない金属冠や入れ歯など |
・食べ物のはさまりやすい状態 | ・歯ぎしり、くいしばり |
・口呼吸(鼻の病気による場合がある) | ・日常のストレス |
~・~・~スタッフより一言~・~・~
★院長・・今年の夏も去年のように暑くなりそうです。ただし暑すぎは困りますが(汗)
☆十良澤(歯科衛生士)・・最近、ボーリングにハマってます!楽しい!!
★一盃森(歯科衛生士)・・何かお勧めの映画ありませんか?教えてください!
☆佐藤(歯科衛生士)・・少し慣れてきました。この調子で頑張ります!
★熊澤(歯科受付・秘書)・・少し痩せてきました。海に行くまで間に合うか?!
☆高橋(歯科受付・秘書)・・新人の高橋です。覚えてもらえるようにがんばります!!
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(やさしいバラの香り)ローズマリー・ゼラニュウム・ペパーミント
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