盛岡市 ささき歯科医院 歯周病&インプラントクリニック

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 歯ハは新聞 VOL. 14 平成19年 初冬号発行

 皆さん、こんにちは。最低気温が一桁になる季節になりましたね・・・。
今年の冬は、積雪量などどのようになるのでしょうか?本格的な冬の到来に向けて、少しずつ準備をしていかなければなりませんね。

 さて今回は、前号に引き続き「唾液(だえき)」についてのお話しをさせていただきます。日本歯科医師会のホームページ(https://www.jda.or.jp/)より、齋藤 滋(さいとうしげる)先生のお話しを下に作成した文書を参照して掲載しております。

 齋藤 滋(さいとう しげる)
1957年東京医科歯科大学歯学部卒業。歯学博士。神奈川県歯科大学口腔生化学講座教授を経て、1993年同大大学院歯学研究科長。1996年より日本咀嚼学会理事長を2期務める。2004年国際歯科研究学会(IADR)にて最優秀論文賞(ガイズ賞)受賞。現在は全国食育推進研究会理事長。
主な著書『よく噛んで食べる~忘れられた究極の健康法』(日本放送出版協会)ほか。

☆生命力の素を秘めた唾液ホルモン☆

 さらに唾液にはあまり知られていない別の顔があるのをご存知ですか?

 口の中で分泌された唾液成分の一部は、再び血管に取り込まれ、唾液ホルモンとして全身を巡っています。

 唾液ホルモンには全身の皮膚や歯、血管や粘膜など、あらゆる細胞をつくる新陳代謝を活発にする上皮成長因子、脳細胞の成長を促す神経成長因子などがあります。若々しい美肌や明晰な頭脳を保つ事に、唾液が関わっていたのは驚きではないでしょうか。ただ、先生によると、「これらの特性は一日勝負。その日に吸収され翌日には尿に排出されるので、日々よく噛む習慣を実践するしかない」とのこと。

 このホルモンは男性にも大いに関係があります。アメリカの泌尿器学会の実験でオスのネズミの唾液腺を摘出したところ、精子の数や生殖機能が急激に低下したのです。そして上皮成長因子を投与すると、減退した生殖機能が回復することが発表されました。

 この結果を受けて齋藤先生は、最近問題になる少子化の傾向は、「噛まない食事」と関連があるのではないかと問いかけています。

 「獲物を獲る動物の世界では、噛む力が強いほど食欲も性欲も旺盛で生きのびやすい。人間も同じで、よく噛むことやそれで分泌される唾液の量は、動物としての生存本能や子孫を残したいという欲望、能力に関わりがあるのではないでしょうか」。

☆よく噛む習慣が唾液の力を開花させる!☆

 ご紹介した唾液のすばらしさはほんの氷山の一角。それ以外にも重要な働きがたくさんあります。これらの恩恵を十分に受けるためには、一にも二にもよく噛むことです。

 噛めば噛むほど唾液量は増えるので、噛まずに食べ物を飲み込む人より、じっくり噛んで食べる人の方がはるかに多くの唾液パワーを得られます。子供によく噛んで食べる習慣をつけることは、一生続く健康の基本を伝授する最も大切なしつけといえるでしょう。

 加齢によって唾液量は徐々に減るものですが、高齢者に最近増えているのがドライマウス。日常的に服用する降圧剤などの薬には唾液を抑える作用のあるものが多いので、薬は必要最小限に抑えることも重要です。

 噛む回数が多いほどその刺激が脳の広範囲に行き渡ることも実証されており、齋藤先生の研究では噛むことで記憶力が向上し、ストレスを抑える効果があることもわかりました。
「咀嚼(そしゃく)は強い身体だけでなく、強い脳や心をつくります。その働きを円滑に進めてくれるのが唾液なんですね」。

 せっかく備わった唾液の効能をムダにしてしまうのはもったいない話です。じっくりとよく噛む食事で、すばらしいパワーを手に入れましょう。

☆唾液の効能☆

唾液の効能

(1)むし歯を防ぎ、歯を強くする
    食事で酸性化した口の中を中性に戻し、溶けたエナメル質を再び歯の表面に形成させる(再石灰化)。歯を強くする成分も含む。

(2)細菌に抵抗する
    口に入った細菌の発育を抑えて身体を守る。歯や粘膜の汚れを洗い流して口の中を清潔に保ち、口臭予防の効果も果たす。

(3)消化を助け、病気を防ぐ
    口の中で噛み砕かれた食べ物を唾液が包み込むことで、有害な成分を和らげて胃腸での分解を助ける。

(4)発ガン物質の働きを抑える
    発ガン性物質である食品添加物や、体内で発生した活性酸素を消去する働きを持つ。

(5)味覚がよくわかるようになる
    食べ物を分解して積極的に味覚を感じさせる作用、味覚の感受性を敏感にする作用がある。

(6)細胞を増やし、若々しい身体を保つ
    唾液ホルモンの働きにより、身体の内外の細胞を新しくつくる新陳代謝を促す。

(7)生きる活力、生命力を生み出す
    唾液ホルモンの働きにより、人間として本来備わる基本的な生存本能や欲望、気力を活性化する。

~・~・~院長&スタッフより~・~・~

院長
今冬の長期予報では、12月は寒いらしいですが、あとは例年通りとのこと。
そろそろ雪の便りも聞かれる季節です。ひとつきもすればスキーも出来ますネ。
佐藤(歯科衛生士)
みな様、どんな秋をお過ごしですか?私はもっぱら食欲の秋で、しかも食べてしまっては後悔する、悲しい食欲の秋です。今日ある患者さんから、「悲しい出来事があった後、美術館巡りをして少し気持ちが晴れた。」というお話しをうかがいました。芸術にはパワーがあるんですね。そうだ!私も休日に美術館など行ってみよう!でも温泉もいいカナ…。
勝文子(歯科衛生士)
あっという間に寒い季節になりましたね。朝、起きるのがとても辛いです・・・。
最近、寒くなったからか(?)カメ虫がお家に大量発生!!しています。ガムテープ片手に『カメ虫バスター』しています。ガムテープにピタッとつかまえると臭くなく良いですよっ!布製のガムテープがオススメです。見つけたらぜひ試してみてください。
長田(歯科衛生士)
朝の最低気温が1桁台になってきて、いよいよ冬到来ですね。11月に入ると我が家では子供達をインフルエンザの予防接種に連れて行きます。1回接種した後、4週間あけてもう1回接種なんですが、いつも2回目の時期になると風邪をひいたりしてしまうので、毎回2回目のインフルエンザ予防接種時期は、“風邪をひかず、接種が無事に済むように・・・”と祈っています。今年は子供達が「手足口病」になり、インフルエンザの予防接種が遅くなるのでいつもに増して不安です。皆さんも風邪には気を付けて下さい。
熊沢(トリートメントコーディネーター)
寒くなってきましたネ。先日、小岩井~網張の紅葉を見に行きました。愛犬と(マルチーズメス3歳)。とてもキレイでした。やっぱり自然が一番です。
何より気分転換になります。前月号でご紹介した本の、夏目漱石「こころ」はまだ半分も読んでいません。感想をお話し出来ずにすいません。またの号でお話しできればと思います。今、来年の4月に正式入社の新人に分かりやすく指導できるように一からマニュアルを作成しています。この作業が実は本当に大変で、スタッフが「苦」にしている所ですが、反対に自分達も勉強になっている事が多く、春までにはまた新しくスタートできるいいきっかけになりそうです。今月で受付の吉田さんが退職する事になりますが、彼女の前向きな夢を応援したいと思います。お疲れ様でした。そして1年8ヶ月ありがとう!!
吉田(歯科助手・受付)
11月末をもって退職させていただく事になりました。短い間でしたが、本当にありがとうございました。まったくの素人で去年の4月からお世話になりましたが、院長、スタッフのみんな、そして患者様に支えられて、たくさんの事を吸収する事ができました。本当にありがとうございました。どこかでお見かけしましたらお声をお掛けしますので、その時は無視しないで下さいネ♪皆様の健康を心よりお祈りいたしております。ありがとうございました。
中村(滅菌・消毒担当)
10月の中旬頃から我が家の愛犬モコちゃんが、元気がなくなりご飯も食べれなくなってきました。11歳という高齢もありますが、弱っていく姿を見るのはとってもカナシイです。少しでも元気になって欲しいと思い、犬用のサプリメント「きびきび散歩」というものを注文してみました。効果があるといいのですが…。

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