『丈夫な歯が人生を楽しくする』

　日本は世界一の長寿国、人生八十年の時代を迎えました。しかし、歯の寿命は大変短くまだ人生五十年時代が続いています。最も長生きするのは下顎の前歯で六十三年、最も早死にするのは下顎の大臼歯で四十五年です。野性の動物が歯を失うことは死を意味します。なぜなら、歯は物を食べ、噛むことだけではなく食べ物を調達したり敵と戦う場合の武器の役目も果たしているからです。
　また、日本人は、残念ながら、働きざかりの四十歳頃から歯が衰えはじめ、五十歳で五本の歯を失い、六十歳で十本、七十歳で十七本の歯を失っています。
おとなの歯（永久歯）は、親知らずの歯（四本）を除いて二十八本ですが、残存歯が二十本以下になると急速に噛む力が衰えるといわれています。
　このままでは、私たちの老後は歯無しの「歯がない人生」にもなりかねません。人生八十年、一生自分の歯で食べるためにはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

　歯が揃っている時は、一本位抜けても大丈夫と思っている人が多いようですが、実際に抜けてしまうと本当に不自由なことがわかり後悔します。奥歯を一本失っただけでも咀嚼力（かむ力）が六十五％になり、三十五％低下します。全部失うと総義歯を入れても咀嚼力は約二十％しかなく、健全な歯が全部揃っている時の五分の一になってしまいます。 　自分の歯は一本でも多いほうが良いのですが、いろいろな研究から、どんな食べ物でも、ある程度おいしく咀嚼するためには、自分の歯が二十本以上揃っていないと難しいことがわかってきました。一生自分の歯で食べることが理想ですが、少なくとも自分の歯が二十本は必要なのです。このようなことから、厚生省は八○二○（八十歳で自分の歯を二十本保ちましょう）運動を提唱して歯の健康づくりを推進しています。

～よくある質問Q&A～

むし歯はないのに、歯がしみるのは、なぜ？
冷たい水やアイスクリームを口にすると歯がしみる、歯を磨くときや歯ブラシが歯に当たるとき歯がしみる・・・。虫歯はないのにこんな症状になる知覚過敏は、大人の五人に一人が悩んでいます。

　残念ながら歯の病気の予防は、自分だけではできません。ていねいにブラッシングしていても、みがききれない部分が残り、歯垢がたまって歯石化し、細菌が繁殖して知らない間に歯周病に侵されていたりします。歯石除去は最も効果的な歯科予防の方法の一つです。できれば月に一度、半年に一度は受診されることをおすすめします。歯科医院は、あなたの歯をクリーニングして清潔にしたり、エステのように美しくしたり、ジムのように鍛えるための総合サロンと考え、お気軽に足を運んでください。

～･～・～ささき歯科医院　スタッフ紹介・～・～･～

私どもささき歯科医院では、この度スタッフが新しく入局しました！
皆様の歯の健康をお守りできるように、勤めていきたいと思います。
今後とも、宜しく御願いいたします。

『歯科衛生士』
　佐藤あゆみ・・5月より入局いたしました、フレッシュな気持ちで頑張ります！
『歯科助手・受付・秘書』
　吉田光恵・・４月より入局いたしました、元気いっぱい頑張ります！
『衛生管理・滅菌担当』
　中村　志津子・・『純情きらり』が大好きです。スタッフ全員とても仲良し！

※なお、『歯科衛生士』の十良澤　恵美は、勤続７年目で、結婚・出産・子育てのため、休職中です。８月中旬に出産予定です！人手不足の為、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願いいたします。